院長のコラム

「ロコモ」ってご存知ですか?

皆さん「ロコモ」という言葉を聞いたことがありますか?

食べ物ではありません、携帯電話会社でもありません。

厚労省が「メタボ」の次に認知度向上を目指しているのが「ロコモ」です。

最近はテレビ、新聞などで頻繁に取り上げられているようですが、まだまだ認知度はイマイチのようです。

「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略で、「現在は自立できているが、近い将来、要介護になる危険性の高い状態になる」ことです。

原因としては、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症に伴う諸症状などの運動器自体の疾患によるもの。または単に加齢や運動不足による筋力や持久力の低下により体力、バランス能力が低下してくるものがあります。

現在ロコモの人口は、予備軍も含めて4700万人とも言われていますので、メタボ人口に匹敵する数です。

私、個人的には「メタボ」よりも重要視されてもよいかと思ってます。

「まだ私は若いから・・・。」とピンとこない方も多いかもしれませんが、40代くらいから体力は徐々に衰えてきますから、早い目の対策をとるに越したことはありません。

特に男性に比べ女性は筋力や骨が弱く、またホルモンの関係で閉経後は骨粗鬆症になりやすいので要注意です。

「ロコモ チャレンジ! 推進協議会」のウェブサイトで自分は「ロコモ」かどうかチェックしてみてください。

対策としては、当然の事とは思いますが「適度な運動」です。

わかっていても、なかなか出来ないのが運動です。

「エスカレーターなどを使わずに階段で」「自転車を使わずに徒歩で」など、身近なところからはじめてください。

また食生活については、筋力を衰えさせないためにはタンパク質、骨粗鬆症にならないためにはカルシウムの摂取など、バランスのいい食事を心がけましょう。

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